ミョウガ、初収穫

お隣の畑にミョウガが出来ているとのことで、初めて摘み取らせていただいた。

見た目は小さいタケノコのような形で、先端から淡い白黄色の花が咲いていた。

薬膳ではミョウガは辛味の温性とされる。その効果は体内の寒邪を払い、陽気を全身へ巡らす。

実家では素麵の麺ツユにも入っている薬味で、真夏のお昼に食べる野菜のイメージ。氷水で締めた素麺の原料である小麦は寒涼性なので、身体、とくに脾胃を冷やし過ぎてしまうことも。そこで、昔から温性のミョウガやネギを入れ、全体のバランスを整えるのだろう。

細かい点に気をつけながら全体のバランスもみる。この考え方、先人たちの知恵に毎回感心させられる。

梅雨の時期によく飲むお茶

台風5号が近づいているために明日からの天気が崩れるようで、しばらくは梅雨らしい日が続くようですね。

湿度が高くなると、今の時期でも悪寒がしたり、頭や腰が重くダルい感じがあったり、体調が崩れやすくなります。また、湿気が頭全体をまとわりついているような感覚があると、知らず知らずのうちに仕事の作業効率が低下していることもあったりします。

そんな時、庵主はハトムギをベースとしたお茶を飲むようにしています。ハトムギ茶は焙煎度合によりますが、少し苦みがあるので、まろやかな味へと調えるために別の茶葉を追加することがあります。追加する茶葉は、その時の体調や気分に応じ、いろいろと変えています。薬膳では、ハトムギは体内に留まっている湿を排出する効果がある考えられています。